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「スターリングラード」「アメリカン・スナイパー」と比べてしまいがちだが、どちらとも全く毛色の異なる映画なので要注意。敵との駆け引きや倒す爽快さは殆ど無く、戦時に翻弄された実在女性とその周りの人たちの悲哀が主軸として描かれている。技術的には人物のアップや戦闘シーンなどで、あえて映像の滑らかさや色味を消す表現はとても印象的で、戦場での圧倒的な緊張感と孤独感をうまく出していると思う。 最後のシーンも含め、所々にロシア人目線で感動出来そうなポイントはあるのだが、日本人の私にはイマイチ響かなかった。ただ、露製映画としては驚くほどちゃんとしている(笑)ので、ロシア映画初見の方には丁度良い感じでオススメできます。
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