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dreamer

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4 years ago

3.0


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Shanghai Noon

Movies ・ 2000

Avg 3.0

この映画「シャンハイ・ヌーン」のタイトルは、フレッド・ジンネマン監督、ゲーリー・クーパー主演の名作西部劇「ハイヌーン(真昼の決闘)」を意識したネーミングだ。 ジャッキー・チェン演じる主人公の中国人近衛兵の名前のチョン・ウェンも、西部劇の王者・ジョン・ウェインのもじりで、アメリカ西部が舞台の痛快アクション映画だ。 トム・ダイ監督は、この作品が劇場映画のデビュー作だが、全米ではトム・クルーズ主演の「M:I-2」の公開時期にぶつけて封切ったという強気の姿勢で、5週間で何と5,000万ドルの収益を上げるという大ヒットを飛ばしていて、おまけに、シリーズ化もすぐに決定した人気作になったのだから、ある意味、凄いと言える。 19世紀末の中国・紫禁城から王女が誘拐され、犯人は膨大な身代金を要求する。身代金の受け渡しは、アメリカのネバダ州カーソン・シティーの教会。 そして、王女の救出に向かったチョンが、強盗団のリーダーのロイ(オーウェン・ウィルソン)と知り合い、二人で珍道中を続けるうち、国境を越えた男同士の友情が芽生えていく----。 剥製のトナカイ(?)の角、縄で結んだ蹄鉄、教会の釣り鐘などを使ったジャッキー自身のアクションは、全盛期を過ぎたとはいえ、相変わらず見応えとしては十分だ。 青竜刀、槍、三節棍を振り回す正統派のカンフーアクションやガンファイトも見られる。 「太陽が昇る国」中国では、自分の意志を殺して奴隷のような生き方を強いられた近衛兵チョン。 勅命で「太陽が沈む」アメリカの西部に渡って、ロイと交流するうちに、自らの意志で自由に生きることを学んでいく。 こうした東洋世界の封建制を強調し、西洋社会の自由とヒューマニズムを謳い上げる手法には、やや臭みがあるが、しれっと受け入れて陽気に演じているジャッキーに、香港という複雑な地に育った"人間のしたたかさ"を感じてしまう。