Comment
 邦題が私的ツボ… 当時映画のことについてよく話していた男の子に、「ホモの話だった。」と感想聞いてから、なんとなく見れていなかった作品でした。 後で見かけた超男前な実物のランボーの肖像に誘われて観賞。 (ものすごく不純な動機) レオナルド・ディカプリオ、当時はもう二十歳くらいでしたが十代というかあの年代の持つ美しさがちゃんと映像に出てて、裸体にくらくらしました。 ヴェルレーヌが奥さんほっぽりだしちゃう気持ちもちょっとわかるかな~。あれだけ綺麗だったら。 しかも、若くて才能あるんだから、嫉妬もするする。 (どこまでフィクションかわかりませんが)作品を見た限りで言わせてもらえば、ヴェルレーヌも自分が作家なだけに、ランボーの才能がわかってしまう。そして、自分との差(年、才能、未来…)を比べてしまって、嫉妬し、けんかしちゃう…。 逮捕された時も、その心の弱さ故に、結果的にランボーを売ったことになっちゃって、それも一因になって別れが訪れる…と、「人間の弱さ」が上手く描かれていると思うのです。  かなりきわどいシーンもありましたが、やらしいって印象はほとんど無くて、逆に、見終わって切なくなってしまいました…。 いくらずば抜けた才能をもっていても、それを見つけ、育ててくれる環境に恵まれないとなぁ…とも思ったり。 ただ、詩人の話なのに詩の朗読シーンが魅力的でないのが残念。 フランス詩を英語でやろうってのがそもそもアレですが、超違和感あり。  それでも、ディカプリオさん出演作の中でも印象的な1作です。 (映画生活投稿 2009/3/29)
2 likes0 replies