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2019年42本目は「未体験ゾーンの映画たち」の1本、『コントロール洗脳殺人』…ってもうこの邦題酷すぎません?全てのストーリーをタイトルだけで説明してしまうとんでもないやり口で、もう最初からタイトルのインパクト勝負で半ばやけっぱちなのが見え見えです。 しかし宣伝担当がそう思うのも無理ない内容でして、パッケージに写ってるジョン・キューザックも実はほんのチョイ役に過ぎません。普段からB級映画にしか出演しなくなってしまったジョン・キューザックが端役に使われる時点で相当「アレ」な映画な訳です。 ジョン・キューザックは陰謀論を信じる危ない電波系オヤジで、自分が洗脳されているのではないかと悩むクリスティーナ・リッチを助ける役どころ。彼のキャラクターといい、ストーリーが最終的に向かっていく方向性といい、作り手が「陰謀論って嘘じゃなくてホントにあるんだぞ!」と吹聴するために作られたような一作で、何だか洗脳されてんのはどっちなのかと問い質したくなる奇妙なサスペンスでしたね。
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