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「この世界の片隅に」と、「この世界の(さらにいくつもの)世界の片隅に」。この順番でぜひ、2本とも見てほしい。 私は後者があるとは知らずに前者を先に観たんだけども。 ん?どうして?って思う、急な気持ちの変化が何箇所かあって。そのモヤモヤがあっても、良い作品だったなぁって終われた。 そして、後者を見て。そのモヤモヤが晴れた。 見事に私のモヤモヤしてた部分の前には、カットされた40分間のシーンがあって。 やっと繋がった。 繋がったことで、前者を見た時と後者を見た時の見え方が違ってて面白かった。2作品見ないと分からない感覚。 前者だけでも、後者だけでも、両方でも。3パターン全てで物語が完結してるからすごい。 以下、作品の詳細です。 すずさんがごはん作るシーンがとても好き。 「想像力があれば人は成功できる」私の大好きな映画の一言。 すずさんの想像力がすずさんや、周りの人の世界に小さな花を咲かせて。 戦時中という過酷な現実を想像力で生き抜いてる。 その一方で、「戦争じゃなくても人は死ぬ」「死んだら心の底の秘密もなかったことになる」 誰にでも起こる現実、「死」を受け止めてるすずさんがいて。 想像力に逃げ込まず、現実を見ている。そこがすずさんのすごいところだなぁと。 そして、大好きなリンさん。 「また迷子になるでー」 「この世界に居場所は早々のーならせんよ」 風みたいな声。 紅で描く、エンドロールのリンさん。 前者だけでは分からなかったけど、後者を見たことで綺麗な絵として残った。 最後に声を大にして言いたいのは。 片渕須直監督、 カードキャプターさくらの演出もされてたんです!笑
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