アンソニー・マッキー、サミュエル・L・ジャクソン演じる2人の起業家が、不動産投資や銀行経営によって1960年代に浸透していた人種差別に立ち向かうという、実話を基にした物語。 2人の隠れ蓑となるのは、テキサスの労働階級に生まれ育ったニコラス・ホルト演じる白人青年。 映像も音楽も素晴らしく、これは予想に反してかなり面白かった。前情報は何も無かったけど、当時の不動産売買についても非常に分かりやすいし、最初から最後までテンポも良くて、何ならドラマでずっと2人の掛け合いを観ていたいと思ったぐらいです。 AppleTV +製作ですが、映画館で公開されないのが勿体ない程ハイクオリティ。 アメリカ版・半沢直樹とも云える作品ですが、世の中に公然と有る不条理に立ち向かう勇気や希望を与えてくれるような、そんな作品でした。 奥さん役のニア・ロングも最高。 是非、皆んなに観て欲しいと思う一本です。