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キャッチフレーズからして『アベンジャーズ』を意識してることは十分伝わるんですけれど、熊に変身する科学者と透明になれる女サーカス団員の関係性がハルクとブラックウィドーそのまんまだったり、エンドロールの途中で続編を匂わせるサービスシーンを入れたりと、堂々とやり方をパクっちゃうプライドの無さは作り手としてどうなのかなと思います。 ただ、本作の美点はその上映時間の短さでしょう。本家が二時間半もかけてキャラクター各々の悩みやトラウマを丁寧に描き、バラバラのチームが一つになる過程に注目する一方、なんと本作は一時間半という驚異のランタイムです。 ですから、登場人物はチームに参加するのも能力を見せるのも全く抵抗なし、チームになったらあっという間に一心同体、余計なシーンは全部カット!の簡略化ぶりでちょっと開いた口が塞がりませんでした。 これはある種「内面のドラマなんかでウダウダ時間使ってんじゃねーよ」という米国(主にDC)への宣戦布告にも思われ、愉快な気分にさせられましたね。
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