【マイ・4K UltraHD Blu-ray・コレクション】 映画館で観ていないのにもかかわらず、いきなり4K盤を買ってしまうという暴挙に出てしまったのだが、冒頭のシークエンスでもう、 「これ好き」 となった。 バットマンという存在が、良い塩梅でノワール映画に落とし込まれていて、ノワール映画が大好きな私としては、映画に身を委ねているだけでかなりの満足感を得ることができた。 それから、 ゾーイ・クラヴィッツ アンディ・サーキス ジェフリー・ライト ピーター・サースガード コリン・ファレル ジョン・タトゥーロ ポール・ダノ・・・ このキャスティングセンスが地味に凄いなと感心する。 タイトルロールのロバート・パティンソンは私の中では馴染みのない俳優だが、バットマスクを被ったときの口元や顎がしっかり収まっていたから、キャスティングとしては正解だ。 また、観ながら本作はこれまでの ティム・バートン、ジョエル・シュマッカー、クリストファー・ノーラン、ザック・スナイダーによる、それぞれの【バットマン】があったからこそ、作り得たものであり、またその存在を許されているのだな、というようなことも脳裏に浮かんでいた。 そういう意味では、偉大なる先達たちよ、ありがとう、というところかな。