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ミランダ・ジュライ監督・脚本・主演によって製作された2005年のアメリカ映画 ・ カンヌ国際映画祭でカメラ・ドールと国際批評家週間グランプリを受賞した ・ アーティストを夢見ながら、高齢者用タクシーの運転手として生計を立てているクリスティーン(ミランダ・ジュライ)は、ある日、ショッピングモールにある靴売り場の店員リチャード(ジョン・ホークス)に一目惚れする。しかし離婚したばかりのリチャードは傷ついた心を持て余すあまり、彼女の気持ちに応えることができない…。 ・ ミュージシャン、作家、アーティスト、女優、そして映画監督。才能に溢れた女性ミランダ・ジュライの初となる長編映画。ジム・ジャームッシュも受賞した新人監督の登竜門カメラ・ドールを受賞し、サンダンス国際映画祭でも、彼女のために特別賞が新設されたほどの新人監督。第2のソフィア・コッポラとも言われているセンスの持ち主。 ・ 久しぶりに新しい才能に出会った。ちょっと変わった人たちの日常をオフ・ビートに描いた群像劇なんだけど、ひとつひとつのエピソードの発想が斬新でユーモアたっぷり。金魚のくだりや男の子のチャットのくだりなんて最高。斬新なのに奇抜にならず、心に訴えかけてくるまとめぶりはすごい。 ・ 映像だけでもセンスがずば抜けてるけど、ファッションから音楽までセンスがいい。自ら主演をしているけど、俳優としても魅力的だ。第2のソフィア・コッポラどころか、才能だけならすでにソフィア・コッポラを超えているかもしれない。 ・ 感覚的なところが強いから、もっとテーマを具体的なものにしたら世界的な評価が高くなるかもしれない。でも、彼女のセンスは独創的だから、できればこのまま突っ走ってもらいたい。久しぶりに楽しみな才能が出てきた。これからのミランダ・ジュライから目が離せない。
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