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くらっしゃあ

くらっしゃあ

3 years ago

4.5


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BlackkKlansman

Movies ・ 2018

Avg 3.5

Nov 08, 2021.

★死ぬまでに観たい映画1001本《第4版》選出★ 白人至上主義を謳う、悪名高き秘密結社クー・クラックス・クラン【KKK】。 1973年にコロラドスプリングスで初の黒人警察官となったロン・ストールワースが、黒人であるのにもかかわらずKKKへの入会を果たしたという、嘘みたいな実話に基づいた本作は、まず何よりも黒人(電話応対担当)とユダヤ人(対面担当。現実では白人だったそうだ)の二人一役による潜入捜査モノとして抜群におもしろい。 ところどころユーモアを交えながら、特殊な潜入捜査のヒリヒリする緊迫感を描き出す手腕はたいしたものだ。 さらに、スパイク・リー監督だけに当然のごとく? レイシストら、もっと言えば当時のトランプ政権への批判も織り込んでいる。まあこのあたりの受け取り方は観た者に委ねられているのだろう。 俳優ではロンの相棒、ユダヤ人刑事フリップ・ジマーマンを演じたアダム・ドライバーの何とも独特な味わいがとても良かった。 ロンを演じていたジョン・デヴィッド・ワシントンは『テネット』で主演だったなというのはすぐにわかったが、恥ずかしながら彼がデンゼル・ワシントンの息子だったとは知らなかった。あんまり似てないよな? それはともかく、【死ぬまでに観たい映画1001本《第4版》】のまさに1001本目に滑り込むように選ばれたのも完全に納得の一本であった。 【Netflix】