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僕愛を観てから君愛を観ました。レビューは後から観たこの君愛で纏めます。 僕愛に関してSF色が強いドラマだと感じました。よくタイムトラベル物だとひとつの時間や行動のズレが未来に大きな影響を与えると言う設定が多いけど、それとは違う時間の概念で面白かったです。ひとつの選択があれば選んだ道、選ばなかった道があるのは当たり前ですが、この沢山の分岐点に何度も飛ぶことが出来ると言感じですね。まるでゲームのサウンドノベルみたいです。 そんないく持つもの並行世界の暦はどんな世界の自分でも和音への愛を忘れないと言う一生を描いていました。 対して君愛は幼い頃からの初恋相手、栞への愛と約束を生涯をかけて果たそうする物語。 どちらも暦と言う主人公は変わりませんが、それぞれの暦は同一ではないと言う点が面白く、結末が違うとはそう言うことか理解したときは観て良かったなと思いました。 観た順がもし逆ならどう感じたかは分かりませんが、私も僕愛から観ると言う選択して君愛から観ると言う選択を捨てましたが、個人的に満足です。 マイナス点も挙げます。 暦役の宮沢氷魚さん。好きな俳優さんですが、今回の暦役はイマイチでした。主人公なのに感情の起伏が無さすぎる演技は演出が下手なのか。せめて泣きながら喋るところはちゃんとして欲しかった。ロボットのように勉強と研究しか興味ないマッドサイエンス学者なら分かるけど、暦は違うんでしょ? 歌に依存し過ぎた楽曲もやり過ぎです。いい曲だと思いますが、流し始めの音量がデカい。ビックリする。最初に観た僕愛のときはまだしも君愛を観てるときは正直イラっとしました。音響監督的に感動してくれって感じでしょうが、ハッキリ言ってそのせいで感動が弱くなりました。 と言うマイナス点が結構酷かったので、涙脆い私ですが、珍しい泣けなかった。泣くことに期待してと訳でありませんが、いい話だったなあと言う割に泣けてなかった自分に驚きました。 演出面で泣けなかったものの、原作なら絶対泣いてなあと思う、物語としてや2作品の構成面としてはとても良い作品でした。2作品合わせて星3.5です。
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