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文化大革命時代の中国。焉識(チェン・ダオミン)は当局に捕らえられてしまった。しかし、妻の婉玉(コン・リー)や娘の丹丹(チャン・ホエウェン)に会うため、決死で逃亡する。何とか婉玉に駅にいるというメモを渡すことに成功するが、婉玉と丹丹の目の前で再び捕らえられてしまう。それから20年後、文化大革命は終焉したことで焉識は解放され、自宅へ戻るも、婉玉は心の病により、焉識のことを焉識と認識出来ないでいた。 文化大革命により引き裂かれた夫婦。焉識は自分を「夫」と認識して欲しいけれど、それがどうしても難しいなら、いっそ近くにいられるだけで良いと「手紙を読む人」となることにした。それは苦しいけれど、愛情があってできること。 「心の病」で婉玉はこうなってしまったのだけど、認知症とかでも似たようなことが起きかねないと思うと、決して他人事ではないんだろうな。
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