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巨匠デゥィッド・リーンが弱冠37歳で監督した初期の名作です。 平凡な主婦と医師と不倫の恋を描いていますが、不倫の恋がもたらす激情と悔恨とを見事に表現しているリーン監督の手腕は見事です。またラフマニノフのピアノコンチェルト4番が効果的に使われていることも映画史上特筆されるべきでしょう。 本作の白眉は、全てを察していた夫がラストで「君は遠くに行っていたんだね」という台詞の見事さです。これには泣かされました。
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