Comment
濃い顔、安っぽいCG、荒唐無稽なシナリオ、『踊るマハラジャ』以降インド映画は全然技術的に進歩してないじゃないかと思ったのは前半までだった。 前半はあまり面白いとは思わなかった。CGや合成の粗がそこら中に窺える。日本でもこんなにひどくはないはず。こんなに知れ渡った作品にも関わらず、この程度のクオリティなのかと唖然としてしまった。 二人のラブストーリーにもいささか疑問が浮かぶ。勝手にタトゥー入れて、服脱がして、化粧して、恋に落ちるものなのだろうか。文化の違いなのだと、無理くり納得した。 腑に落ちない点は多々あるが、後半の合戦は面白かった。これは金かかっているな! と思えるエキストラの数、衣装、武器、この作品の面白味はここにあったの気づかされた。『レッドクリフ』並にバッタバッタと敵兵を薙ぎ払っていくシーンは実に爽快感がある。迫力満天で全然飽きさせないというところで、エンディング! ドラマかよ! って突っ込みを入れたくなるほど良いところで終わってしまった。いかん。バカにしていたのに、はまってしまっている。
17 likes0 replies