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julian
3 years ago
Tokyo Story
Movies · 1953
5.0
こんなに自分がこの年代のモノクロ作品を好きになるとは思ってなかったけども、この作品は心打つ、というより、ジワーッと染みるという表現の方が合ってるかな。 家族とか、親子とか、親の死とか、都会の生活、子供の自立、とか色々なテーマが入っている。 笠智衆のゆっくりと、でも淡々とした語り口調が、最初は棒読みにも感じるけども、でも年輩の方の持つ独特の子供達や奥さんへの心遣いを感じさせるし、「もっと元気なときに優しくしてれば…」という言葉も心に染みる。 幼き時は優しかったが、親元を離れて東京で暮らす子供たちは自分達の生活があり、それが寂しくもあり、でも「自分たちは幸せな方ですよ」という大阪での夫婦の会話が切ないなぁ。そう感じることができるって幸せだなぁ。もっと欲張るのは親の欲ですよ、という。 原節子の役も演技も好きです。東京でのお義母さんへの気遣いや、尾道でのお義父さんへの気遣いなど、優しさがにじみ溢れてる感じがしました。 視聴するタイミングや、自分や家族の環境にもよるとは思うけれども、今の自分にはとても素敵な作品でした!
This comment contains spoilers.
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