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たっちゃん-半変人のお調子者-

たっちゃん-半変人のお調子者-

3 years ago

4.5


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Doraemon: Nobita's Sky Utopia

Movies ・ 2023

Avg 3.5

誰もがパーフェクトな人間として幸せに暮らす楽園「パラダピア」を発見したドラえもん達。 ここでなら完璧な自分になれると喜ぶのび太であったが、パラダピアにはとんでもない秘密があった… ユートピアと聞くと絶対ディストピアでしょと見る前から想像してたけど、映画の舞台であるパラダピアは自分が想像していた以上には暗黒のとんでもないディストピアで驚いた。 中盤の結構容赦無い絶望展開にこれどうすんの…と本気でドキドキさせられる。 ジャイアンとスネ夫が礼儀正しくて敬語なだけでこんなに気味が悪いとは… まぁ勿論ドラえもん映画だから、そんな絶望展開はすぐ跳ね返してしまうんだけど、その跳ね返し方も『ドラえもんがドラえもんであるから』『のび太がのび太であるから』起こせた奇跡で、ここでの二人の友達への語りで思わず泣いてしまった。 ソーニャのキャラもとても良かった。パーフェクトなロボットとして改造されて失っていた心をドラえもん達の行動を見るうちに取り戻していく彼。元々はディストピアを支える為の存在だった者が反旗を翻し、ディストピアに戦いを挑む。というのはディストピア物でよくある展開だけど、そういう見方で言えば今作の主人公はこのソーニャであるとも言える。 反逆者を追い詰める為、武器を使ってきたソーニャがラスト、ドラえもん達に全く逆の意図で武器を行使する所も泣ける。 でももしあれでそのまま終わってたらあまりにもソーニャに救いが無さすぎるから、オチをハッピーエンドにしたのも良かったと思う。 ラストのオチがのび太ママの説教なのもいい。ただありのままのあなたで素晴らしいと甘やかす訳ではなく、隠し事をするとかテストで悪い点取ったのに復習しないとか、直すべき所はちゃんと直したほうがいいよと諭す。どこぞの山○貴作品でののび太の甘やかしっぷりとはえらい違いだなぁ笑 ただ、パラダピアが素晴らしい理想郷であるという所をもっと盛り上げてほしかったとは思う。 良い所描写といえば教育方法が全然違う事と美味しそうな食べ物くらいなもので、まだそこまで良い所に見えないのにもう裏の顔を見せだすから、あんまり落差か無かったのは残念。 序盤、ドラえもんが点検の為に部屋に置いてた多くの秘密道具に、前作でパピ君が乗ってきた宇宙船が!記念に貰えたのかな笑 新ドラえもんになってからの映画で『新・日本誕生』の次に素晴らしいと思う。 最後に恒例の来年の映画を示唆するおまけ映像が付くけど、来年は音楽がテーマらしい。音楽がテーマの話ってこれまでに無かった気がするから、来年もオリジナルストーリーかな?どっちにしても楽しみ!! 映画評価基準 この映画が好きか 8 没入感 9 脚本 8 演出 8 映像 8 キャスト 9 音楽 8 余韻 8 おすすめ度 8 何度も観たくなるか 7 計81点