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「予想外の理不尽/狂気。」 「ホステル」や「グリーン・インフェルノ」で有名なイーライ・ロス監督最新作は1977年の映画「メイク・アップ」のリメイク。この監督は精神的にも肉体的にもグロさ方面で有名らしくて、今までちょい敬遠してたんだが、今回は画的にグロいトコは全く無し。逆にどんだけキツいコトしてくれるんだろうと正直期待してたんだが、なんか予想内の理不尽や狂気で肩透かしだった。もっとエゲツないコトしてくれると思ったのに。リメイクだから仕方ないのかのう。 一言で言ってしまえば女版ファニー・ゲームなんだが、ファニー・ゲーム程の狂気を感じなかったのが残念。いや、やってるコトは十分イカれてるし理不尽万々歳だし、人によっては不快感極まりない作品なんだが、なんだろう、まだまだキレイなんだよなあ。もっとエグく出来たはず。それはエロさ方面にも言えるコトで、もっと激しくもっと乱れて欲しかった。Mな人には物足りなかったんじゃなかろうか。 誤解しないで貰いたいが、決してつまらなかったワケではない。観てる間はホラー然としてたし、情けないキアヌ・リーブスが観れただけでも良し。それでもラストのオチはちょい頂けなかった。
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