
ジュネ
7 years ago

Tully
Avg 3.3
ジェイソン・ライトマン監督が脚本家ディアブロ・コディ、シャーリーズ・セロンと再びタッグを組んだドラマ。夢破れ理想と現実のギャップに苦しむ人々を主人公とし、時に痛烈な逆風を浴びせながらも決して彼らを見放すことはなく、優しさをもって受け止める監督の描写は健在で、やっぱりジェイソン・ライトマン好きだなぁと改めて実感しました。 これも毎度のことですがとにかく音楽の使い方がうまく、ジェイホークスやシンディ・ローパーの楽曲を取り入れながら、それらがマーロの心情と見事にリンクしていたり、後の展開の比喩になっていたりと、聞き応えのある映画に仕上がっています。 そして何より賞賛すべきは徹底したシャーリーズ・セロンの役作りで、なんとマーロを演じるために20キロ近く増量。仕事を終えてから元の体型に戻すまで一年半かかったというのですから、そのストレスたるや育児に疲れるマーロと同じかそれ以上だったはずです。 終盤のツイストに関しては賛否あるでしょうけど、冒頭の30分で彼女の置かれている状況がこれでもかとばかりに息苦しく描かれているので、全く違和感は感じませんでした。主演・脚本・監督、各々の才が結集した素晴らしいドラマでした。