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良さげな話の予想通り、人と風景がひたすら美しい作品。と思ってたら最後で大号泣しました。。。 ジャーナリストのマットと舞台女優のニコルは2人の娘を持つ理想的な夫婦だったが、ニコルが癌になりすべての負担がマットにのしかかる。 しかし、ここに二人の親友デインが住み込んで!2人のケアと娘たちの世話に尽力するところが他の話と違うところ。 一風変わった3人の暮らしは周囲からもいろいろ言われますが、それでもひたすら一家を支えるデインの献身と3人の絆があり得ないほど強くて自然で、ある意味理想的すぎると思ったら、なんとマットが書いたエッセイ“The Friend"の映画化作品ということで完全に実話なんですね。 時系列を入れ換えながら進むので最初は少しわかりにくいですが、終盤まで進むといかによく考えられた時系列なのかがわかるところも憎い。 そして何と言ってもタイトル"Our Friend"デインを演じたジェイソン・シーゲル(『人生はローリング・ストーン』)が最高に素晴らしい。 人間の美しさを美しい風景と音楽で彩ったちょっといい「いいお話」。 これはよくある「観なくてもいい」いいお話じゃなく、「観た方がいい」いいお話です。 ---------------------------------------------- 劇場でこのエッセイを一部抜粋した小冊子を配ってて、それを読むと余計に余韻と感動に包まれました。 大切な人の「死」とどう向き合うか。 それを温かくリアルに描いた珠玉の作品。 自分ももう一度観るし、ぜひ多くの人に観てほしいです。 2021.11.16@伊勢進富座 小冊子を読んで、満を持しての2回目。 これは大傑作なんじゃないか?? とにかく3人の演技が素晴らしすぎるし、構成も音楽もカットもとにかく素晴らしい。 そして巧みに考え抜かれた時系列のシャッフルが完璧に機能してて、中盤からラストにかけて号泣させてくれます。 こんなに美しい話はなかなかないし、これに勝る友愛もなかなかない。 もうほぼ終わりかけですが、機会があればぜひ映画館で観てみてほしい。 自分もこんな風に寄り添える親友でありたいもんです。 2021.11.25@イオンシネマ津南
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