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ダニエル・ヒベイロ監督・脚本によって製作された2014年のブラジル映画 ・ ブラジルの新鋭ダニエル・ヒベイロ監督。自身が2010年に製作した短編映画「今日はひとりで帰りたくない」が高評価を受け、自ら長編映画化。キャストも短編映画と同じオリジナルキャスト。これがまた世界中で絶賛され日本でも上映され映画賞まで受賞した ・ ブラジルのサンパウロで暮らすティーンエイジャーの青春を描いた作品。主人公レオが盲目という点と好きになるのが転校生の男の子ガブリエルという点が特徴。基本設定が少し変わってはいるけど、いつの時代、どこの国でもティーンエイジャーが抱える悩みは似たようなもの。ケンカしたり、笑ったり、失敗したり、恋したり、青春を経験した誰もが共感できる内容 ・ 近年、本当に世界的に評価の高い作品にLGBT作品が多くなっている。カミングアウトして活動する監督や俳優も増えてきていて、その流れは強くなり続けている。差別を無くそうという監督の意志も感じる。盲目、同性愛というテーマを扱った青春映画と言うと、かなり難しい内容になりそうな感じだが、この監督はそれをさわやかな青春映画に昇華している。日本から遠いブラジルで誕生した青春映画。刺激的だね
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