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久しぶりに出た凄みのある女性映画だと思う。 映画だからこそのロケーションを張って、そこに丁々発止の「二人芝居」をさせる。 例えば三人が同じ絵の中に居るにしても、徹底して「個」・と「個」のぶつかり合いを措く。 そして圧巻は、女優・・・とマネージャー・・・の脚本の読み上げ練習シーン。複数あるがいずれも凄演の連続で、マネージャーが女優の練習に付き合っているというようなシロモノではなく、あるときは世代の離れた女性同士、あるときは母と娘、あるいはその逆転、そしてあるときは若い女優とベテラン女優同士の「火花」の散らし合いである。 そしてこれがクロエ・グレース・モレッツとのそれに派生して行く。 全編緊張感で統一され、濃度が非常に濃い。 いやはやまいりました。
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