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ひろ

ひろ

7 years ago

3.5


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War for the Planet of the Apes

Movies ・ 2017

Avg 3.4

Apr 07, 2019.

ピエール・ブールのSF小説を原作にした「猿の惑星」の新シリーズ3部作の完結編で、マット・リーヴス監督によって製作された2017年のアメリカ映画 ・ 猿の惑星は昔からメッセージ性の強い人気シリーズだ。この新3部作も過去作品に負けないぐらい重厚なストーリーになっている。人間に育てられた知能の高いシーザーがエイプを率いて人間と対立してしまうというものだが、シーザーは争いを望んでいない。エイプも一枚岩ではないため、争いは悪化していく。エイプとエイプ、人間と人間、エイプと人間の争い。戦争は始まってしまうと簡単には終わらない ・ 幾度となく戦争をしてきた人類。映画の中でも相変わらず戦争をしている。自分達と異なるものを排除する。戦争の理由としては昔からある定型的な理由だ。エイプは狙われるから戦うしかない。人間よりよほど人間らしく描かれるエイプ達。この手の作品は人間への警笛が含まれているものだが、このシリーズにはそんな警告がたっぷり練り込まれている ・ アベンジャーズの敵であるサノスも増え続ける人口を減らすために暴挙に出るわけだけど、猿の惑星を見ていても人類って減った方がいいんじゃないかと思ってしまう。もちろん人間の中にもいい人間はいるはずなので、エイプ達に滅ぼされないように、真面目に生きていきましょう ・ ウディ・ハレルソンの悪役は安定感も存在感もあったと思うが、このシリーズですごいのは視覚効果とシーザーを演じたアンディ・サーキスの演技だ。猿にしか見えないキャラクターを人間が演じているわけだけど、キングコングやゴラムなどのモーションキャプチャをこなしてきたアンディ・サーキスは別格。人間より人間らしいチンパンジーであるシーザーという難しい役を演じている。モーションキャプチャ俳優に対する評価をもっと高くして欲しい。アカデミー賞で演技賞を受賞してもいいと思う ・ 猿の惑星という作品は製作者の解釈と工夫で変化させやすいので、きっとまた新しい作品が作られることもあるだろう。人類が愚かな限りは無くならない作品であることは間違いない