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2021/4/26 アカデミー賞短編アニメーション部門受賞作品。わずか12分のセリフのない作品。被害者遺族の物語。 ◆ ある日、大切な人が事故や事件に巻き込まれて、それまでの日常が失われてしまっても、残された家族には生活が待っている。つい先日、池袋暴走事故(あれからもう2年…)の被害者遺族の男性のインタビューを読んだばかりで、それが重なりました。 ほぼモノクロの色調の中でも、いくつかのオブジェクトだけカラーで描かれています。 カラーで描かれるもので特に印象的なのは、銃乱射事件の現場となった学校に掲げられるアメリカ合衆国国旗。この出来事や作品を『悲しいね、辛いね』という感情論で終わらせてなるものか、という強い意図を感じました。
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