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作品としては、お決まりのパターンが一切無く、日常と非日常が徐々に同じ世界に変化していく描写のしかたや、ミュージカルシーンでの演出が歌っている人の心情とリンクして描かれており、かなり田舎の風景の中で華やかに生きようとしている少年が非常にキレイに描かれていると感じた。特に三人のさみしい誕生日パーティーなどは、カサカサと風になびく三角の旗の物悲しさがその後の彼の物語をより華やかなモノに引き立ててくれている。ただ、映画として見ているから、主人公の側に立って味方はしているが、実際の当事者になった時に、プリティやレイのように心から振る舞えるかと言われると自分を疑わざるを得ない。親としては、当然この母親のように強く、そして優しく我が子を信じてやりたいと強く思わされた。
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