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Brother and Sister
Avg 2.6
原題はフランス語で「Frère et soeur」。 「兄弟」とかこの作品では「姉弟」になります。 舞台女優として活躍しているアリス(マリオン・コティヤール)。 詩人の弟のルイ(メルヴィル・プポー)とは長年において仲が悪く疎遠状態。 両親の事故で久しぶりに再会する姉弟。 極端なほどお互いを避け合う2人の関係はどうなるのか…そんなストーリーです。 フランスでは実績と評価の高いお二人。 メルヴィル・プポーは『僕を葬る』が好きです。 マリオン・コティヤールも代表作が多く、時に高慢な役がうまくそんな作品は真骨頂。 2人が役の上で「なぜそこまで嫌い合うのだろう」と思った。 売れなかった詩人のルイが賞を獲った時、アリスの言葉が辛らつだった。 世間で知られている自分の影にいた弟が評価されて嬉しくないアリス。 「いつも謙虚で惨めな(!)弟が授賞式の日は栄光に包まれていた…」って。 姉として喜んでやれ、と言いたい。 面と向かって「大っ嫌い!」と言うアリス。 何かもっと理由があるのかわからないが、兄弟や姉弟だからそんな感情もあるのだろう。 両親の入院する病院でも「アリスがいるから行かない」とごねるルイ。 アリスもアリスで、ルイを見ると失神するように倒れ込む。 葬儀にも普通に参列しないルイ…。 幼い子どもを亡くした辛い過去があるにしても、反発し合う姉と弟を見せられているだけ。 その上、どちらも感情的になるシーンが多くて何だか見てられない。 それなのに急に和解する2人のシーンには置いていかれそうになった。 フランスでは姉のベッドに全裸になった弟が寝るのは普通のことなのか。 まったくわからない。 ルイが山奥で一緒に暮らす妻フォニア(ゴルシフテ・ファラハニ)の存在は良かった。 イラン出身の女優で多くの作品に出ていますが、ルイに寄り添う意志の強い女性をしっかり演じていました。 憎しみ合うほどの濃い姉弟関係。 それは根底に強い愛情があるからかも知れないけど。 完全に縁が切れるよりも良いのか、いろいろ考えた作品でした。 (でも面白くはない)