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監督・脚本ウディ・アレンによって製作された2014年のアメリカ/イギリス映画 ・ 偏屈なマジシャンの男と霊能者を語る女の物語 ・ この映画をウディ・アレン大好きフィルター無しで評価したとしたら、懐古主義で台詞が多くて陳腐だと言ってもよいかもしれない。でもそれがウディ・アレンだ。世間でどんなにCGを使った大作が作られようが、彼は彼の愛する「映画」を撮るだけ。古臭ろうが台詞が多かろうが、それが味であり、それが「映画」なのだ ・ 画変わりも少なく、台詞が多い脚本で笑わせるスタイルの作品で、世界一の偏屈おじさんウディ・アレンらしい作品だ。騙されて幸せな嘘ならええやんと投げかけているけど、確かに本人が幸せなら、謎の自然食品に年金を消費する年寄りも心配しないでいいかもしれない ・ ウディ・アレン監督作品は低予算だけど出演者は豪華。こぞって名優が出演したがるから低予算でもなんとかなるのだ。この作品でもコリン・ファース、エマ・ストーンといった豪華な組合せ。ちょっと演技っぽい演技もウディ・アレンの作品にハマっていたりする ・ 監督本人はあまり出演しなくなったけど、相変わらず登場人物は偏屈。監督本人の投影だろうが、どの登場人物にも癖があるので、全てがウディ・アレンの投影なのかもしれない。 ・ 一般的な評価にはどうあれ、個人的に映画と共に生きるウディ・アレンという偏屈おじさんが作る映画が大好きだ
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