
てっぺい

The Suicide Squad
Avg 3.7
Aug 13, 2021.
【格差映画】 悪党集結を謳うも、悪党内の活躍の差が激しい格差映画笑。そんな意表を突く脚本に終始笑いっぱなしだし、ハーレイ・クインを愛でるに十分なピカイチの活躍ぶり。見終わると、楽しい映画を見た時の純粋な高揚感に包まれる。 ◆トリビア ○半分サメで半分人間のキング・シャーク。その声をシルヴェスター・スタローンが担当した。(https://news.mynavi.jp/article/20210812-1945126/) ○ イタチのウィーゼルは、ジェームズ・ガン監督の実弟のショーン・ガンが演じた。(https://news.yahoo.co.jp/articles/a17b90fead9a2a6336507e7cfb94fcd6b8e28a6f) ○イドリス・エルバは元々、今作はスケジュールの都合で離脱したウィル・スミスに代わってキャスティングされたが、ワーナー・ブラザースとジェームズ・ガン監督は、新しいキャラクターを与え、スミスがシリーズに戻ってこれるようにした。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ザ・スーサイド・スクワッド_“極”悪党、集結) ○ 劇中、ビーチでの戦闘シーンは、ジョージア州アトランタのスタジオ敷地内に屋外セットを作った。サッカー場が6つは余裕で入るほどの規模で、砂浜から波まで、本物さながらの浜辺を一から作った。(https://www.cinematoday.jp/news/N0125275) ○水の中の撮影では、衣装が重くなり溺れかけた者もいた笑(https://news.yahoo.co.jp/articles/a17b90fead9a2a6336507e7cfb94fcd6b8e28a6f) ◆概要 「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の10作品目で、前作「スーサイド・スクワッド」の別監督によるリメイク作品。 監督・脚本:「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ ジェームズ・ガン 出演:「スキャンダル」マーゴット・ロビー、「ワイルド・スピード スーパー・コンボ」イドリス・エルバ、「ワイルド・スピード ジェットブレイク」ジョン・シナ、「スーサイド・スクワッド」ジョエル・キナマン、シルベスター・スタローン(キング・シャーク役) ◆ストーリー ジョーカーと別れてますますクレイジーになったハーレイ・クインを筆頭に、強烈な個性をもった悪党たちが、減刑と引き換えに、危険な独裁国家から世界を救うという決死のミッションに挑む。 ◆ ◆以下ネタバレレビュー ◆ ◆冒頭 島に降り立つや即溺死のヴィーゼル笑、飛ばした手が活躍しないTDK笑、逃げ出してしまうサバント笑、大事なとこを言えず息絶えるジャベリン笑、そしていともあっさり壊滅していくスクワッドチーム。冒頭の力の抜きっぷりと意表のつき方で、この映画はきっと外さないという確信が生まれる。 ◆格差 その確信のまま、飛び降りても弾の蜂の巣にされても不死身のナナウエ、隠キャでも最後まで活躍するクリル(最期は儚い)、意外にも最強のラットキャッチャー2(というかラット達)、その笑わせながらの活躍っぷりがいい。そしてなんと言ってもハーレイ・クインの活躍ぶり。体を重ねたお相手でも撃ってしまうサイコさと、お花が舞ってしまう脱獄アクションでテンション爆上がり。ラストのトドメの一発も含め、単独主人公の「ハーレイクインの華麗なる覚醒」以上に彼女の活躍を愛でるに十分な映画だと言える。悪党14人が集結する前情報から、どんな情報過多な満腹映画になるのかと思いきや、その活躍に格差をつけてキャラを絞るとはさすが笑。 ◆笑い “多分ミッションは分かってる”と不思議なキャラのまま、冒頭で即溺死してしまうウィーゼル笑(結果生きてたけど)。本を逆さに読んでるし、ビルから飛び降りても生きてるし、蜂の巣にされても死なない不死身さに笑えたナナウエ。クリルママなんて最後巨大化してそしてだいぶキモいという自由さ笑。脚本家がニヤニヤしながら本を書いたイメージが沸くし、見終わった後でどのシーンが笑えたか言い合う楽しさがある。 ◆笑いの意図 脚本・監督のジェームズ・ガンが「変なアイディアはいろいろ浮かぶが、そこに“娯楽性があるか”そして“ストーリーに役立つか”、その両方がなければ採用しない。」(https://spice.eplus.jp/articles/291250)と語っている。真面目に考えれば、ウィーゼルは映画の頭とお尻で映画のポップさを輪郭化できているし、無敵のナナウエでも全く歯が立たないスターロには、構成的に絶望感が出たと思う。本作は、おバカ映画であればあるほど、よく練られているといういい例なのかもしれない。