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【シャッターと共に切り取られた人生。あなたはそこから何を読み取りますか?】 浅田家は少し変わっている。 父は主夫で、母は看護士、長男は普通の会社員だが、次男の政志はカメラマン。ただ、撮りたいものがなく、専門学校卒業後はパチンコと釣れもしない釣りに明け暮れる毎日。 しかし、卒業制作の際に撮った家族写真が忘れられず、再び家族写真を撮り始める。 さらに、幼なじみの提案で個展を開くと、出版社の目に留まり、写真集を出版し、さらには名誉ある写真の賞までもらう事に。 そんな政志が出版した写真集の最後のページには、"家族写真を撮りに行きます"、というメッセージが。 岩手県から応募してくれた家族を始めとして、日本全国、家族写真を撮りにまわる政志だったが、そんな充実した日々を"東日本大震災"が襲う。 初めて応募してくれた家族に会う為、再び岩手県を訪れた政志の前には被災した人、以前訪れた時とは様変わりした街並み。 政志は市役所の駐車場の隅で、被災した写真を洗う一人の青年に出会う。そして、彼のお手伝いをする事に。 自分の仕事とは何か、今何をするべきなのかに悩み続ける政志に、被災した一人の女の子が声をかける、"私の家族写真も撮ってほしい"、と。 この映画はねぇーー。ずるい!!! 泣かせに来てるもん! 家族愛、理想の家族像、苦しい環境の中で必死に生きる人々、家族を失った子ども、、、 これはあかんよ、泣いてまうわ 個人的な事情になりますが 私の家族は私にたくさんの愛情を注いでくれました。 けど、私は愛情を感じ取り、反応する機能が故障していたのか、どうしていいのか分からないまま育ってしまいました。 そして、家族をどう愛せばいいのかも分からないまま生きています。 そんな自分に、ここまで理想の家族像見せられたら、"お父さん、お母さん、ごめん。"ってなるやん。 だってみんな幸せそうなんやもん!
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