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BLOOM

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4 years ago

3.5


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Fahrenheit 9/11

Movies ・ 2004

Avg 3.1

<<それでも米国は変わらない。だが、僕やあなたに考える機会をくれた。>> 11月の米国大統領選のブッシュ再選を阻むべく、マイケル・ムーアは主観的でモーショナルな『華氏911』を全世界に突きつけた。この作品を語るほど知識はないけれど、私なりの気づいたことを少しだけ。 マイケル・ムーアにはやらなければならないことがあった。それはジョージ・W・ブッシュを政権から引きずり降ろす事。なぜなら、ブッシュ政権は9・11の主犯格とされるオサマ・ヴィン・ラディン氏と事件前後に癒着があったからだ・・・。 中立であるべきだというドキュメンタリーの枠組みを越えて、アメリカ国内の偏った報道を正すべく作られた『華氏911』。確かに、この僕でもどこかで聞いたことのある情報が少々荒っぽい手法で表現されている事に「マイケル・ムーアならもう一歩踏み込めたのではないか」と不満に思う一方、国民に馴染み深いエンターテイメントという表現方法でイラクの悲惨な現状、実態を知らずに戦場に送られている兵士たちというリアルな映像を見せられると、きっと誰もが理屈より先にこの非情さに気づく。 欧州諸国の政治的思想が込められたカンヌ映画祭でのパルムドール受賞だったのかもしれない。事実の証拠が裏付けされていないという意見もごもっとも。ただ、このもはや国際問題とも言える欺瞞にメスを入れた事に、はたまたブラックリストに載ろうともアメリカという国を愛してやまないこの人に、どこぞの首相も気づいて欲しいと思うのである。