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アームストロング船長の栄光の物語と思っていてら、幼い娘を亡くした1人の父親が立ち直る物語で驚きました。 セッション、ララランドと音楽を描いてきたデイミアン・チャゼル監督が宇宙ものという畑違いだと思っていましたが、宇宙船内の軋む音や宇宙の静けさ、2001年宇宙の旅を思い起こさせるクラシックなど、随所に監督の手腕が観られて、全く問題ありませんでした! 船内と月面でカメラを変えていたりと、映像面でもたくさん工夫がされていて見応えがありました! 作品全体を通してアームストロング船長の目線に寄り添っており、月面着陸という大きな出来事があくまで個人的な出来事として描かれている点が斬新だと思いました。 宇宙船の重たい扉が開かれて横になるのは、棺桶の中に入るような感覚で恐怖を感じました。 ライムスターの宇多丸さんが、月と地球の距離がアームストロング船長と家族、生と死のメタファーだと仰っていて、月にブレスレットを置いてくる意味などとても納得いきました。
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