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cocoa

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4 years ago

3.5


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Irresistible

Movies ・ 2020

Avg 5.0

原題は「Irresistible」。 「魅力的でたまらない」とか「太刀打ちできない」などの意味。 邦題の「スイング・ステート」は共和党か民主党かで揺れ動く激戦区のこと。 アメリカの選挙やマスコミを楽しくシニカルに描いた面白いコメディでした。 ヒラリー・クリントンが勝つと言われた大統領選挙が終わり、結果は周知の通りトランプ政権が発足したアメリカ合衆国。 敗北した民主党の選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)が主人公。 ゲイリーはウィスコンシン州の小さな町、ディアラケンの町長選挙に目を付け、民主党復活に命を懸ける…そんなストーリー。 とにかくスティーヴ・カレルが適役で、いつものまくし立てるキャラを生かし様々な選挙キャンペーンを立ち上げる。 ゲイリーが目を付けたのが元海兵隊の退役軍人ジャック・ヘイスティングス。 (演じるクリス・クーパーは大好き) ジャックは町で信頼されていて味方も多い。 通りを挟んで選挙事務所を構え、火花をぶつけ合うゲイリーと相手の現町長の参謀フェイス(ローズ・バーン)。 小さな寂れた町で繰り広げられる民主党と共和党の代理戦争の様子はテンポも良く面白い。 さて、この選挙の結末にはびっくり。 ジャックの娘ダイアナの存在が重要とは思っていたけど、全て仕組まれていたのですね。 ジャックの演説動画をSNSで知ったゲイリーが目を付けたのも偶然だろうけどゲイリーの猛進するやり方がうまく釣られたと言うこと。 アメリカの正義として使える! 農民票を期待できる! そう考えたゲイリーの戦略に対して、ディアラケンの町民の働きはお見事でした。 「いつも4年に一度訪れて口先だけの約束をして消える。私達は問題を抱えて町に残る。」 そんなダイアナの発案で町ぐるみとはお見事! それから分析オタクとして招いた男たち。 チェックのシャツにベージュ系のパンツ、メガネとひげ面が揃いも揃って共通していて笑えた。 調査やモデリング、マスコミも使ってのいかにもアメリカの選挙活動。 スティーヴ・カレルの真骨頂の演技も味わいがあって面白かった。