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これで2作目。ナ・ホンジン監督すきだーーーー! まずスリル抜群の密入国から鑑賞の熱という名のギアが入る。ブルルンっブルルンっ。 負け犬が奮い立って足りない頭から絞り出して捜査をはじめる。 これから請負殺人を犯そうってのに負け犬グナムから〈生〉を湯気立たせ、〈食〉や〈生活〉のカットを挟む!この緩急がたまらんね!! その後の怒涛の展開に、 怪しいwズサンすぎて帰国する前に警察の捜査に引っ掛かるやろww とか 元(モト)とれないのでは…? と心配したりしていたのですが、そんなのは関係ねェッ!! 男と男の意地の張り合いだ!!引いたら負け犬になっちまうこの世界、ツッパリきったモンの勝ちなんだッッッ!! いいよ。そういう獣たちの取っ組み合い笑っちまうんだ。 派手にまみれようや。 もう引き際なんて関係ない。 ・ 運がいい ・ 技術や身体能力がズバ抜けている では説明できない因果が起きていますが、ここまできたら犬のように監督の指揮棒の先しか目に入らなくなり逆に気にならなくなりました。 描写をわざと複雑にしていたり、謎めいたように見せていたりそこは何でかな???と不思議だったんですが、 監督が「ちょっと難解にしておけば、みんな2回くらい観てくれるんじゃないかと思ったんだ(笑)」(映画秘宝 2012年 02月号より)とインタビューで発言しているのを見かけて、「あ!だから哭声/コクソンも!」と納得。 超自然的なナニかに任せず、監督自ら嬉々として人工物もりもりにわざと仕掛けを作るタイプだとは思っていましたよ!真実はいつも一つか二つ! 汗と血と女の情念にまみれた男たちがゴリゴリアクションとともに哀れに床に転がる姿を拝みたくなったときは是非こちらをご鑑賞を。
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