「殺し屋1」をかなり久し振りに再鑑賞してみた。監督は三池崇史。主人公は殺し屋1こと大森南朋。だが、本作はヤクザ若頭役の垣原という浅野忠信の個性が余りにもインパクトに残る。 漫画は一応全巻制覇していているが、この漫画を実写化すると…中々どうして凄いことになるんやね。究極のサディストと究極のマゾヒストの対決でもある。 キャストも今思えば割りと豪華でSABU監督や塚本晋也監督も俳優として共演しているのも見所の一つであった。松尾スズキや國村隼、寺島進も印象に残る存在でもある。ただ、原作キャラとは余り似てはいないのもあるけどね。 それにしても、痛い痛い…直視出来ないような痛々しい描写が満載である。ただ、全体的には漫画とはちょっとテイストが違うような印象を受けたが大筋は間違いでは無く三池崇史のスパイスが加えられていた感じでもあるのかな。 漫画の方が面白いとは思うが原作の垣原より格好良い浅野忠信の凶器のような演技が本作では全てでありあり逃げ惑う屋上のシーンはやはり引き寄せられるものがあった。