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star2.5
話はまあまあ良いけれど、ドリンダの性格が気にくわなかった。特に最初のダンスシーンあたりで、がさつさや口の悪さ、少々ヒステリー気味なところが目立っているように思えたし、テッドに好感を抱いたからといって、彼を嬉々として家に招き入れて浮かれるなんて、見方によっては軽い女にも見えてしまう。 極めつけは最後の、テッドの飛行機を操縦して山で孤立した6人を助けに行く身勝手さだ。もう二度と大切な人を失いたくないという必死な思いゆえの行動であることは理解できるが、ベテランでない彼女よりも適任の人はいくらでもいただろう。テッドを失いたくないという、言ってみれば自分だけの願望のために、周りが見えなくなっている。その6人のことを愛している人もいるわけで、これは彼女の領分を越えた選択だ。一言で言えば、公私混同。その結果、一機がおしゃかになってしまった。 また、ピートの心情の変化のきっかけとなるハップの言葉があまり印象に残らなかった。自分がもうこの世のものではなくなったからといって、かつての恋人を自分の想いで縛るのをやめ、相手の幸せを願うというのは非常に難しいことだ。その試練を乗り越える過程をもう少し丁寧に描いても良かったのではないかと思う。少なくとも私には、ハップの言葉は心に残らなかった。 あと、アルはドリンダに対してもう少し責任を感じた振る舞いをするべきなのでは? この作品で良いと思ったのは、ピートがアルを助ける時の格好良さと死ぬときの呆気なさ、子供を乗せたバスの運転手を助ける一連の流れ(テッドが人工呼吸を行いつつ子供の扱いに長けており、ピートと運転手の守護霊的な立ち位置の人が言葉を交わすところ)と、オードリー・ヘップバーンが演じた、お茶目さと可愛さを兼ね備えた天使ハップの不思議な雰囲気、この4点に尽きる。
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