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元売れっ子イラストレーターだったヴィクトル。 現在は職を失い、浮気をしている妻からも疎まれる中、世のデジタル化に抗いながら過ごしている。 そんな中、映画セットで希望の過去を再現する体験型エンターテイメントサービス〈タイムトラベルサービス〉を息子からプレゼントされたヴィクトルは「1974年5月16日のリヨン」をリクエストする。 完璧に再現された場所で「運命の女性」と再会した彼は、再体験に夢中になり延長のために全財産をつぎ込むが、本気になってしまった彼を見た「運命の女性」は姿を消す。。。 ---------------------------------------------- これはもう設定と構成がすごくて、まさに映画の魔法を体感させようとする力作。 再現の舞台となるバー“ベル・エポック"はヴィクトルだけでなく、観てるこちら側にも夢のような場所で、映画ならではのロマンティックな時間を共有させてもらえました。 セットがメインなだけあって、予算をふんだんに注ぎ込んだすごく贅沢な作品で、ヴィクトルの描くイラストもめちゃくちゃステキ。 この稀代の脚本と、再現された素晴らしいセットは必見! 映画館で観ないと、きっと魔法にはかかりません(笑)。 2021.8.4@伊勢進富座
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