
ロアー

Lawn Dogs
Avg 3.6
Feb 25, 2020.
15年以上前に観た予告からずっと気になってた幻の作品。 何度かふと思い出して調べたのに見つからなくて、このネット時代にそんなことあるの?あれは夢だったの?と思ってたら、単に「スプリングガーデンの少女」とタイトルを勘違いしてただけだったと15年越しに判明しました。 「少女と大人の男の人が友だちになる」っていうざっくりな内容まで覚えてたのに、肝心なところが間違っててウケる。 さて、冒頭からいきなり「サムロってこんなに二の腕の人だったっけ?」って腕から目が離せなくなったんだけど、つまりこれが若さというやつだった。およそ28、29頃の若サムロです。細いのにしっかり筋肉ついてて、何だかすごく好きな感じのバランス。 心のメモ =「サムロの全裸はハンサム」 画像探してたら昔のレンタルビデオ店の写真出てきて「橋の上の全裸シーンは少女たちが恥ずかしがるのが嬉しくて、わざとNG出しまくったそうです。変態です」ってポップ貼られてて笑った。「唯一まともな役のサムロ」とか、この店員さんと私、好きの裏返しでdisる感じがとてもお友達になれそう。 件の全裸シーンは最初の方に出てきます。サービスシーンは勿体ぶって出してくるものと思ってた私は「もっと焦らしてもいいんだよ?」と思わず呟きました。結局、その後も全裸観れるシーンあってぼかしもなかったし、少女から脱げとストリップを要求されるシーン(語弊)があったりと、サムロの裸に優しい映画でした。 なんて、全裸の話で盛り上がり過ぎて完全に誤解を与える感想になってるけどいい映画なんです。 うわべだけの富裕層の生活になじめないミーシャ・バートン演じる少女が、 貧しいだけで偏見や差別を受けているサムロの本質を見抜き、はみ出しもの同士で友だちになるという、切ないけどいい話なんです。2人が車の上で踊るシーンがすごく好き。 「芝生をもつものと、芝生を刈るものがいる」って印象的な台詞の通り、芝刈りでお金もらってるサムロが金持ち連中に虐められる話だとわかってたので、ついミーシャよりサムロをか弱い少女を見守るような目で観ちゃいました。このおじさんにサムロが家に連れ込まれちゃったらどうしよう?(「シャワー浴びたい」とか気軽に言っちゃダメ!)、いきなり同級生ヅラしてきたコイツ、ちょっとかばうようなことしてサムロに下心があるの?など、ハラハラし通しだったんですが、そういう話ではないし、むしろサムロを邪な目で観てるのお前だろう?って話です。テヘ。(ところで自称同級生たちがずっとサムロ見張ってるの何なの?どれだけ暇なの?) ん~、でもミーシャ演じるデヴォン。外見や服装こそ少女少女してて、サムロよりは控えめながら脱いだりもしてるので、絶対その手の趣向の方には観て欲しくない感じの映画ではあったんですが、段々ダークな部分や子どもならではの残酷さも見えてきてよっぽどタフだと思ってしまったので、私の中での力関係はやっぱりサムロ<ミーシャでした。サムロも全裸になったりおしっこ撒いたりして、不満を少しずつ発散してやり返してたけどね(また語弊を生むキーワード) 最後、ミーシャのせいでサムロが大変な目にあった気がしなくもないけど、変えようのない現実に耐え切れなくなる寸前だったサムロをミーシャが救って解放してあげたようにも思えるので、やっぱりいいお話でした。