Comment
ソマリア・モガディシュの戦闘において米軍とソマリア民兵の戦いをアメリカ目線で描いた映画です。 アメリカ万歳の映画だと聞いての鑑賞でしたが…果たして本当にこの映画はアメリカ賛美なのか⁈疑問に思いました。 かなりアメリカ兵の嫌われている描写が多く、女も子供も銃を取り向かってきます。 最初戦闘が始まるまではちょっとテンポが悪く、「プライベート・ライアン」みたいにいきなり引き込まれる事はないのですが、いざ始まったら「マッドマックス怒りのデスロード」かよ!ってくらいひたすら戦闘シーンまっしぐらです。 最初の話ではアイディード将軍が悪者で、将軍をなんとかすればみたいな話でしたが、民兵からのアメリカ軍の嫌われ方が凄く、本当にアメリカが正義なのか分からなくてなるような考えさせられる描写でした。 映画の中ではアメリカ兵もかなり殺されたような気がしたのですが、実際はアメリカ兵19名、ソマリア人1.000人以上死亡とは…かなりソマリア人が亡くなっています。 よくニュース等で内戦の報道を目にしますが、映画にするとこれだけ悲惨で大変な任務というのを改めて痛感します。 民兵は照準を合わせず撃ってくるので、対応のしようがなかったようです。 いい意味でも悪い意味でもジョシュ・ハートネットが目立っていないので、そのまま純粋に戦闘シーンにのめり込めます。 それにしても…こういう作品を観ると難しいとは思いますが、戦争のない世界になって欲しいと切に願います。
20 likes2 replies