
ロアー

The Menu
Avg 3.3
Nov 19, 2022.
さいっこうに大好きなやつでした! 「ゲット・アウト」や「アンテベラム」並みに主張が激しいのに、それを高級レストランの一晩の出来事としてサイコスリラーに落とし込んでいるのが見事過ぎる。恐ろしいことが起きているにも関わらず、ブラックユーモアで笑わせてくるセンスも大好き。 シェフを演じていたレイフ・ファインズが本当にすごかった。声を荒らげることもなく常に淡々としていて冷静で、心が死んでしまったシェフの静かな狂気がにじみ出ていました。だからこそ、あのラストの絶妙な表情が良かったし、あの写真のあれさ、、、かわいすぎん?・・・あの笑顔、守りたい。 ホルト君がちょいちょい(いや大分)ヤバい男臭を醸し出してくるのにも笑っちゃいました。アニャちゃんが引っ叩いた瞬間、スカッとしたわ。 てか、アニャちゃんのあの赤毛と髪型がすごく好き❤︎ドレス姿も素敵だし細くて色が白くてホントかわいいきれい❤︎頭の回転の良さもたまらん❤︎ 観終わったあとは完全に"アレ"の口になってしまって早速専門店にテイクアウトの予約入れたんですけど、日曜日は時短営業らしくて断られてしまって泣いたので、今日リベンジします。 ↓↓↓以下、ネタバレ↓↓↓ ・序盤のホルト君の「君はきれいなだけでいい」って台詞からおかしいと思ってたら、そういうことか。 でもまさか、全部知った上で来てたとは思わんかった。ホルト君のキャラが1番イカれてて怖い。 ・怒鳴ったりせず、手を叩くパン!って音でシェフの支配力と場の恐怖を示してるのが秀逸だった。後半、アニャちゃんがそれを使ったことで支配権が移ったのを表現していたのもすごく上手。 ・「テイクアウトできる?」の一連のやりとりがスマート過ぎてホント大好き❤︎ ・ジュディス・ライト演じるマダムが、アニャちゃんが出ていくのを躊躇ってるとき、早く行きなさいって促すところが何気に好き。優しさもあるんだろうけど、多分マダムはちょっとだけ踏み躙られる側の立場なんだろうな(あの旦那だし)。 ・シェフの部屋がレストランと同じような作りで、ポツンとベッドがあるのがもう完全に病んでて。 ・マシュマロジャケットで、あ、デザートはスモアなのねと笑ってしまったんだけど、結局、最後はみんな騒ぎ立てたりせずに客たちが自分の行いを受け入れてるところも最高だった。特権階級の中でも反省できるだけかなりマシな方だよねあの人たち。しかも掛け声まで一緒に言ってたし笑顔を浮かべていたりして、"調和"って言葉がジワってゾクゾクした。 ・「食べるんじゃなく、味わう」の言葉に、映画を片手間鑑賞がちな私、ヒエッとなる。「見るんじゃなく、観るんだ」(それでも最近、倍速鑑賞は封印したんよ)。