
Taul
4 years ago

The Eyes of Tammy Faye
Avg 3.3
『タミー・フェイの瞳』鑑賞。1970~80年代アメリカの人気テレビ伝道師タミー・フェイとジム・ベイカー夫妻の生き様。映画としてはテーマや演出に個性を出すより波乱万丈を普通に描くやや凡庸な感じ。ただジェシカ・チャステインのケバい芸達者ぶりに釘付け。アンドリュー・ガーフィールドのうさん臭さも良く二人の演技巧者のかけあいで楽しめた。伝導、エンタメ、政治は似てる。 * 『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステインと先日観た『愛すべき夫妻の秘密』のニコール・キッドマンはアカデミー賞主演女優賞ノミニー。どちらも素晴らしかったがチャステインのほうが演技の見せ場が多く印象的だった。両方とも実在した人物のなりきり(本当に米英は好き)で夫婦でテレビで活躍した話で重なる。 タミー・フェイとルシル・ボールの半生の映画化。ひと昔前なら夫側からの視点だったり、愛すべき(または悲劇の)女性という捉え方だったかも知れないがさすがに現代的。男性社会の中で強い意志を持って発言し行動。タレントや妻、母という前に一人の複雑で厄介な人物という描かれ方で深みがあったように思う。 そして共にフェミニズムがテーマにあり映画界の女性の活躍を支持するジェシカ・チャステインが製作も努めた『タミー・フェイの瞳』は家庭や子どもを持った女性の仕事面での生きづらさ(あの薬は社会そのもの)を描いており『愛すべき夫妻の秘密』も同様でシスターフッド要素もうまく入れ込んであった。