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脳ミソも筋肉で出来てんじゃね?と思いたくなるマッチョなスパイJJが、ウクライナでの派手な立ち回りが原因で地味な監視の任務に回されるが、新しい小学校に馴染めないでいる天才少女ソフィと交流を重ねていくうちに、次第に人間性を取り戻していく。そんなお互いを、群れから外れた〈ぼっち者同士〉と認め合う姿が感動をよぶ。コメディに定評のあるピーター・シーガルの演出は、ユーモアとペーソスを巧みに織りまぜ、快調そのもの。また、JJのぎこちないダンスは〈踊れない芸人〉に推薦したくなるほど酷かったが、回りをハッピーな気分にさせてくれる愉快なダンスだったと、本人の名誉のためにもフォローしておく。
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