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パッケージの色合いが綺麗だったので借りてみました。 コメディタッチで貧困家庭の日常が描かれています。カラフルな色彩の中で可愛い子供達が和気藹々とする。大人たちも子供思いです。ほのぼのします。 深く考えられたであろうドラマチックな映像を、あえて極端に短い尺しか使わず流す演出。良いと思います。 ほのぼのとした世界ですが、途中から「ん?」と思う描写が増えていきます。このシーンは何を意味するんだろう?と思うようなシーンです。その答えが提示されていくにしたがって「これ暗い話なんだな」と分かってきます。 ラストはそれまでと打って変わってコマ送り?映像と、映画の中で意図して入れなかったであろうBGMが流れ出します。これは、この映画の世界にはない子供たちの「夢の国」に行ったって事ですかね。小さな恋のメロディを思い出しました。 途中までは邦画にありがちな「貧しさの中の幸福」とかを錯覚させられるんですが、ラストで現実を叩きつけられる感じの映画ですね。
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