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britaineuropean
3 years ago
Titanic
Movies · 1997
5.0
豪華客船沈没。そのエンターテイメント性の観点からの面白さ。そしてそれぞれの登場人物が紡ぎ出すドラマとしての感動。この2つを同時に、最高峰なまでに描き出しているという点で、凄い映画だと思います。 この映画に感じる悲しみとは、タイタニック船で亡くなった人々の物語は、その幾分かは史実であるということ。そして数多の災害とコロナ禍という危機を体験しているこの国でも、この映画で起きていたことは無関係なことではないということ。危機に陥った時、人々はどのような行動を取るのか? 「金なんかなんの役にも立たない!」 この言葉が全てを物語っていると思う。危機の中でも人々は平等ではなかったが、死は誰にでも平等に訪れる。ジャックの死を乗り越え、人生の最期まで生きたローズと、沈没から助かったのに、結局は自ら命を絶った、金持ちのホックリー。 タイタニックで命を落とした人々。生きたかったが、それが叶わなかった人々。自らタイタニックで死ぬことを選んだ人々。 どのように死ぬかではなく、どのように生きたか。信念に嘘をつかず生きた者は、死ぬ時であっても、自らを見失うことはなかったのでしょう。それこそが、その人の最期を意味あるものにさせる。 ジェームズ・キャメロン監督の凄さを実感したと同時に、5年に1回はこの映画観ないといけないな、と改めて思いました。
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