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正義感の強い先輩が、虐めれている後輩を助け出すために奮闘する話。自己犠牲は自己満足で独りよがりな考え方だが、それで救われる人がいるのも事実。実際に不条理なことを見ていても、見て見ぬ振りする人が多数だと思うが、清澄は実行に移せる正義感の強い男だった。また、清澄の周りの同級生も清澄を応援する姿勢、尾崎の妹(1年)が瑠璃を庇うシーンなどが好きだった。三年の清澄の正義感は父から受け継がれたものなのかなと思ってしまった。一年の瑠璃はクラスで虐められていたが、家庭内でも父から虐待されていた。それだけでなく瑠璃の母親、祖母までも殺し、湖に沈めていた。そのことを知った清澄は、証拠を見つけるために瑠璃と捜索中、瑠璃の父親によって半殺しにされる。不意をつき瑠璃の手によって父親は撲殺される。最後、道端で出会った清澄と瑠璃は結婚し、子供を授かることになるが、清澄は川が氾濫してる所に飛び込み、何人か助けた後、溺死する。その光景を見てるだけの傍観者に腹が立ったし、子供ごと、清澄も引き上げられたんじゃないかと疑問には思った。瑠璃は父親しかいないという思いからDVに耐えていたが父親よりも大事な人ができたから不幸の連鎖を断ち切れたんだと思う
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