もう何度目かわからないけれど、IMAXでリバイバルならと、ダークナイトに続いて再見。 初めてやっと全貌を理解した…とは言えないけど、少なくとも少し余裕を持って楽しめた気がする。昔、公開時に初めて観た時、あまりのコンセプトの難解さと圧倒的な映像世界に呆気にとられて映画館をぼんやり後にしたことを思い出した。 現実（といってもかなり浮世離れしてる）から、夢の1層目、2層目、3層目…と深く潜っていく工程はそれだけでも混乱するのに、銃撃戦やら無重力間での格闘やらが目白押し。だから今までは、その世界を貫く静かな1本の芯のようなものとしての夫婦愛を感じる暇がなかなかなかった。 そしてあの、観者にすべて委ねるあのラスト。私は止まったと信じたい。いや、何回目かで見た私の、これは確信かな。いやはやすごい一本。評価もプラスします。