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超絶体育会系組織・スペクター工作員たちによる汗と涙の記録。 ひたすら地味でシュールな水中戦は、彼らの日々の苦労を克明に物語る。 原爆を盗んだのはいいが、飛行機も発射台も持ってないじゃん、と思いきや、まさか自分たちの手で現地まで運んでいくとは…。 例え幹部だろうが特別待遇など無用、作戦時には自ら先頭切って進んで行き、ミスればスイッチひとつであの世行き。 そんな上司の姿を見ると、捨石にされようが、サメの餌にされようが上等とばかりに、部下たちもついてくるのだろう。 しかし悲しいかな、肝心の原爆科学者には、そんな汗臭い美学など全く理解されず、あえなく逃げられてしまうのであった。 本作はそんな行き過ぎた現場主義の弊害と教訓を今日、私たちに伝えてくれている。
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