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ヒゲ坊主

ヒゲ坊主

8 years ago

4.5


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His and Her Circumstances

Series ・ 1998

Avg 3.6

Amazon prime でイッキ見しました。 これがもうめちゃくちゃ面白くて、ラブコメが好きじゃない僕でも十分に楽しめた感じです。というか、ラブコメなはずなのにあんまりラブコメな感じがしないです。 ギャグも多めだし、割と「恋愛」についての葛藤みたいなのがテーマだったと思うので、シリアスにアニメをみたい人にもおススメです。 好きなシーンは芝姫翼が、有馬に対して思いが溢れてしまって泣き出すシーンとかですかね。なんかこう、恋愛って「こういうもんだよなぁ」と勝手に感慨にふけっていました。 また、このアニメでのもう一つの見所はBGMや演出だと思います。庵野秀明さんの作品は恥ずかしながら初めてだったんですが、「なるほど、これは確かに世間が騒ぐわけだ」と思ってしまうくらいに斬新で、インパクトがある演出だったと思います。 例えば、これまでのあらすじがほぼ全話にあり、雪野の妹である月野と花野がものすごい勢いであらすじを喋っていたり、次回予告でも月野・花野の声優2名のアフレコシーンを映しながら2人に掛け合いをさせていくということなどもあり、これもカレカノの一つの魅力かもしれません。 庵野監督の独特な心情表現はすんごい印象的で、僕が一番いいなと思ったのは23話で有馬総一郎が、宮沢が自分以外の人間と親しくしていることに複雑な心境を抱くシーンで、彼の葛藤をセリフや言葉で表すのではなく、街中の騒音(車のクラクションやエンジン音など)で表しているところは痺れました。 また、心情表現でいうとキャラクターの葛藤や嫉妬心などはどのアニメでもとても重要な部分になってきますが、そこをあえてセリフを使わずに字幕で読ませるというのも面白い試みだと思いました。 映像であれば、普通むしろ文字を排してそれ以外の部分でいかに上手く表現するかということが第一に考えられるかと思いますが、そこをあえて文字で出すことでなんというか、本人の必死さや苦しさみたいなものが滲み出てくるような印象を受けましたし、なによりもキャラクターの考えを聞き流すことなくこちらが受け取ることができるような工夫になっていたかと思います。 ここら辺の表現に関してはネットでもかなり書かれていると思うので見てみると面白いかも。 その他に、BGMに鉄人28号の「正太郎のマーチ」が使われており、少女漫画の純粋な恋愛をしていくような綺麗めなイメージをぶち壊してるのも面白かったです。 総じて、最近で一番面白かったかな。いや、すごいよかった。 というか、真帆さん可愛すぎる。