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Mankの楽しみ方 ①『市民ケーン』をがんばって観る 1940年の作品なので、映画好きでも途中まではしんどいかもです。 でも話が動き出す中盤以降は今観ても色褪せない編集やカメラワーク、そして当時24歳で全権委任されたオーソン・ウェルズの存在感にとにかく圧倒されます。 ま、ナベツネみたいな新聞王を題材にした映画だってことと、オーソン・ウェルズの凄さがわかればOK。 ②映画館で『Mank』を観る 『市民ケーン』の脚本がどうやって作られたかという作品ですが、『市民ケーン』を観ててもハッキリ言ってほぼわかりません。 しかし、『市民ケーン』を模倣したカメラワーク、そしてモノクロの8Kの豪華な映像と素晴らしい音楽、そして何よりゲイリー・オールドマンのキャリア最高レベルの演技(とセリフ)が感動的にすごいです。 ③Wikiで時代背景等を勉強する 新聞王ハーストはもちろん、1929年の世界恐慌、1930年代のハリウッドの隆盛、ナチスの台頭の中、社会主義運動が盛んになります。 そこと敵対するハーストやハリウッドの富裕層を皮肉るマンクの社会風刺が痛快で、ゲイリー・オールドマンの真骨頂ともいえるセリフ回しが最高です。 ④登場人物がわかった上で再度、映画館で鑑賞する ---------------------------------------------- 内容があまりよくわからないのに、めちゃくちゃ良かったという不思議な作品は、映像と音楽、そしてゲイリー・オールドマンが一級品で、映画の魔法にどっぷりハマった至福の時間でした。 Netflixを家で観て楽しめなかったので、魔法の奇跡を頼りに映画館に行きましたが、まさに映画!と言える素晴らしい作品(理解できてないけど)。 こんな豪華な映像は久しぶり。 また行きたいと思います。 『シカゴ7裁判』も登場人物が多すぎて初見ではわかりにくいかもですが、その比ではありません(笑)。 2021.5.10@AC津南
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