
なつみ

Undead Unluck
Avg 3.4
めっっっっちゃ面白い!! 既存の要素を無数に掛け合わせて、独自のセンスで味付けしたことで、新しいものを生み出すことに大成功してる! ハチャメチャなぶっ飛びバトルと、どこか退廃感やもの悲しさをまとった世界観のギャップ。 ただの異能バトルでは終わらない面白さをたくさん持った作品です。続編、激待。 ----微ネタバレあり------ ・この世界での能力は「否定の力」。 水を操る、とか、空を飛べる、とか、そういうカッコよくて便利なものではなく、授かった本人の人生を否定して不幸にする悲劇の異能。 能力開花で、ほぼもれなく近親者を殺傷したり悲しませたりするように出来てるのも、「神」の悪趣味さを感じさせる。 (医者に「Un repair」とか皮肉すぎる…) だからこそ、今までの少年漫画になかった能力がたくさん出てくるし、それ故に、能力者が命を賭して戦う姿が真実味を帯びてくる。 「UN」がつく英単語縛りという中2くさい言葉遊びもかなり好き。 ・「病気」とか「人種」みたいな、私たちの世界では、生まれる前から当たり前のようにある「理」が、クエスト失敗に伴う神からの「ペナルティ」であるという考え方。 これ、こういうの、めっちゃ好き!! ラスボスが、マジものの「神」というだけあって、壮大な世界観と壮大な設定。 そして、自然の摂理を否定する、否定者たちの力にも繋がっていてワクワクする。 ・ストーリー自体のテンポはすごく良いんだけど、アニメとしての進行テンポがすごく悪い。それで離れた人もいそう。 序盤から制作が行き詰まったアニメレベルに、回想シーンや、ナレーションがめちゃめちゃ多くて、何これ?ってなる。 正直、制作体制の余裕を作るためにやってるのかと思ったら…!ちゃんと最後、その理由が分かります。これはやられました…。 よしんば、本当に制作の都合でやっていたとしても、むしろその工夫を演出に組み込むとか天才かと思う。 ・風子の「良い子」さ、性格の良さ、信念の強さが、すごく見ていて気持ちが良い。 無茶な自己犠牲やきれい事を振りかざすなどの、戦闘力の低いヒロイン特有の、イライラさせられるムーブの絶妙な合間を縫ってくる。単純にこの子の人間性に惚れそう。 ・1期のOPとEDが意味深すぎて、曲も含めてすごく好きだし、色々深読みしてしまった。無色なのは髪の色を隠すためかな…?とか。 2期からは隠す気なくなっていて、そこまで難しい謎かけでもなかった。笑