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いかようにも解釈のできる映画ですが、監督の意図するところは間違いなくソレでしょうし、主人公かいったいどんな苦しみを抱え、何を「SHAME」だと感じているのかは疑いようがないでしょう。潔癖性で他人から汚されることを許せないのに、即物的で動物的なセックスにしか興奮を覚えず他人を汚すことには躊躇いのないブランドン。他者との関わり合い方ひとつとっても、彼の生き方は実に空虚で歪なものです。妹のシシーはどこまでも他人に依存し深い愛を求めようとしますが、この二人を対比的に描くことでブランドンの苦悶がさらに際立つようになっているのが上手いと思わせます。最後は希望ある終わり方だと信じたいけど…ダメかもしれないですね笑
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