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原作の文化人類学とか言語学の専門書並みの客観的視点で始まりなかなか本題にいかないあの原作をよくここまでの完成度で作り上げたなと、何度見返しても思う。 そしてやはり何度この映画を見ても思う。ただただこの世界が好きだ。 人が権力を前にどうにもできない気持ちとか、文化の違いから来る小さな小競り合いとか、友情とか、旧知の人が落ちていくのを知りながらただそばにいることしか出来ない辛さとか。 ファンタジーでありながら中の感情はリアルで、短い台詞と映像でかなり要約できた監督の才能に震える。
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